木下ほうかに性加害報道 恩師・井筒和幸監督「事実なら言語道断」映画「蜜月」を発端に明らかになった、榊英雄監督(51)による性被害はとどまることを知らず、告発の声が相次ぎ、“加害者”に俳優の木下ほうか(58)がいたことを発売中の「週刊文春」が明かしている。演技指導の
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映画「蜜月」を発端に明らかになった、榊英雄監督(51)による性被害はとどまることを知らず、告発の声が相次ぎ、“加害者”に俳優の木下ほうか(58)がいたことを発売中の「週刊文春」が明かしている。
演技指導の名目で自宅に誘い、パワハラ演技指導のあと、口での行為を迫られるなど生々しい証言がつづられている。
木下の誘い文句には「井筒監督に紹介してやる」という言葉もあったといい、あるワークショップでは木下が俳優見習いを大勢連れてきていたという話もあり、第一線で活躍しているのをいいことに、ツテの欲しい若者をカネづるにしていたという声も。
木下の恩師でもあり、今回渦中の人となっている井筒和幸監督が語った。
榊英雄監督の女優への性加害は「有名な話」と関係者 告発された“悪の所業”は氷山の一角か
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■「ご迷惑をおかけするかもしれませんが…」
23日、本人から「文春に書かれてしまい、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、申し訳ありません」とメールが来て、どうゆうことやねん、と思っていたら、記事を読んで驚いた。
ほうかに事実を確認しようと電話したけど電話に出ないから何とも言えないが、事実なら言語道断やろ。
そもそも、この榊という監督は面識もないし、ましてや作品なんて全く知らない。
こんな酷い話が日本であるもんかと思っていた。
コロナ前は飲食の席で誰かが人を連れてくるなんてよくあることだし、俺の名前を使う人も100人いておかしくないのは確かだし。
でも、木下から役者として使ってくれというようなことを言われた覚えはないな……。
本当に俺の名前をダシに使われたなら全部アウトやろ。
ほうかからは恋バナなど聞いたこともなかったのでわからないが、本人が釈明し、悔いるしかないだろう。
■全監督、俳優、日本映画界が色眼鏡で見られる
今回の件は多くの女性を傷つけたことは最大の罪だが、弱い者いじめが過ぎる。
加えて、日本映画の業界全体が色眼鏡で見られてしまうことが問題。
監督はみんなこんなことしてるんちゃうか、と思われるのは心外だし、主役を決めるまでにはプロデューサーや制作がいろんな俳優を連れてくるけど、こっちはいい作品を作らなければ後がないからキャスティングも命懸けでやっている。
そんなよこしまなことする時間があるなら映画を作る時間に費やしたいと思う映画人がほとんどだ。
若手俳優陣も、いくらツテが欲しくても毅然とした態度で断ってくれ。
そんなことで主役に抜擢されるほど甘い業界でもないことを理解して欲しい。
これじゃ監督も主演俳優も変な目で見られてしまうし、オーディションに連れられてきた俳優も“ウラで何かあったんちゃうか”と疑心暗鬼でキャスティングできなくなる。
ちょっとだけ出演する程度の配役を人に任せたら足をすくわれるかもしれない。
これが事実なら、榊監督もほうかも直接釈明し、謝罪すべきだ。
俺ひとりじゃない、日本映画界がこんなドロくさい性被害で成り立っていると思われては困るからな。
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